ブランディングとSNS

一般に購人の判断を行う際には、3つの主要素「広告宣伝」、「家族・知人・他人の意見」、「自分の経験」により影響されます。現在は、スマートフォンの普及とSNSの発達で、顧客(または一般人)が、事業者や商品/サービスを評価し審査し講評することが当たり前になっています。それを見る受手側も、頻繁にSNSに触れており、現在最も目にする情報源と言っても過言ではありません。受け取る情報の評価を、「信用はしないが参考にする」という使い方をしています。つまり3つの要素のうち「他人の意見」こ影響が大きくなっているといえま良い評価を得ることができれば、ネット上で評判となって、ブランディングができていくケースも多くあります。ブランディングと SNS は切っても切れない関係といえるので、このあとの SNS についての解説も合わせてブランディングを考えていく必要があります。
代表的な3つのサービスについて初心者向けにべーシックな活用方法を解説します。
全てのサービスで共通して言えることは、多くの場合で売上に繋がるまでは時間がかかります。使い始めの段階では、チラシの様に配って翌日の集客が変わるようなものではないということを認識してください。根気よく育てていくような感覚で始めましよう。

Facebook

個人ページと企業ページがあります。事業には企業ページを使用します。使う目的は、従来ホームページが担っていた。検索サイトで自社が検索されて、「自己紹介する」ということです。決められた画面に文字や写真(絵)を.人力していくだけなので、デザインに自信がない、更新がめんどうだという場合でも、見た目が古臭くなることはありません。ただ、日付が目立つのであまり放置することはできません。適度に書き込みをして、事業が存続していることを知らせる必要があります。ネット上に、開設や運用についてわかりやすく紹介しているページも豊富で、わからないことがあってもすぐに調べて進められることも、得意ではない人にとってはメリットが大きいです。

X(旧Twitter)

事業の情報をネットに展開する際に、外すことができないサービスと考えてください。幅広い世代が利用し、気軽に情報を得るツールとして認知されています。 140文字の文字数制限に、キーワードやタグを入れて、興味がある人の目に留まるように工夫して文章を作成します。文字だけではなく、画像や動画も簡単に配信することができるので、SNSに慣れることから始める場合には、Xから使い始めると良いかもしれません。

Instagram

写真を共有するSNSなので、一般に BtoB事業には合わないと言われています。しかし、比較的若い層や海外向けに物販等を行う際には、外せないサービスです。「映え」という言葉が流行りましたが、写真がメインであるので見栄えのいい写真や絵を載せて事業をPRします。ハッシュタグを駆使して投稿した写真に興味を持ってもらい、フォロワーになってもらいます。多くの人の目に留まることが目的なので、フォロワー数が特に重要なSNSと言えます。そのために、まめに投稿することが必須と考えて運用します。

SNSが流行り始めた頃、様々なところでSNSは「ネット上のクチコミ」と説明されていました。現在も基本的には変わっていません。しかし、現在では、事業者からは少し違った見方をします。SNSがなかった時代には、事業者にとって既存顧客は見えているお客様で、新規顧客は見えないお客様でした。そんな状況でしたので新規顧客を開拓するのは、非常に苦労していました。今でも楽ではありません、手掛かりがあります。それがSNSです。ある人がSNSを使っていたとして、その人と趣味趣向合う人をフォローし、フォローされる関係がSNS上で形成されます。つまり、1人の周りには似たような趣向の人の集まりが存在します。それをクラスターといいます。つまり、これまで見えなかった新規顧客が、SNS上では1人の既存顧客の周りにいることが期待できる環境といえます。1人の存顧客から高い評価を受けると、クラスター内での期待が高まります。既存顧客への丁寧なサービス提供など周りに知らせたい体験を提供することで、同種の趣向を持つクラスターが興味を持つ(プランドが認知される)ことを狙うようなPR活動が、SNSを活用したプランディングの方法として考えられます。

SNSを活用したプランディングの事例として1例ご紹介します。
おもちゃ会社では、子どものおもちゃを壊してしまった親からの壊れた経緯が書かれた手紙を添えた修理依頼品に対して、無償で新品と交換したことがありました。 SNS上では。
神対応”として大いに話題になり、多数の「子どもに買い与えた」という書き込みがあったということがありました。